2024年版【〇〇予約サイトは使わないで⁈】重慶大厦(チョンキンマンション)の宿泊記録

旅行

こんにちは、今まで20つの国と地域を旅してきたコーラ好きバックパッカーのシュウです。

2024年2月に2泊3日で香港に行ってきました!

その際、世界中のバックパッカーの中でも有名な香港の重慶大厦(チョンキンマンション)に滞在してきました。

一つの夢が叶った瞬間です。

私自身、数年前にバックパッカーで南米を1ヶ月旅したり、ヨーロッパを3週間周遊したりしていました。

今回は、そんなバックパッカーの聖地の一つとも呼ばれる重慶大厦(チョンキンマンション)の宿泊時の注意事項や重慶大厦内の構造、体験談について書いていきます。

この成田発、香港行きのキャセイパシフィックの往復航空券は、2023年に開催された香港往復航空券が当たるキャンペーン(ワールド・オブ・ウィナーズ)で当選し、GETしました。人生で2度目の海外旅行の当選で意外と運があります。

この記事を読むと、重慶大厦(チョンキンマンション)の滞在について知ることができます。香港に訪れる際は、ぜひ参考にして下さい。

重慶大厦(チョンキンマンション)とは

重慶大厦(チョンキンマンション)とは、九龍半島で賑わいを見せる尖沙咀(チムサーチョイ / Tsim Sha Tsui)というエリアのネイザンロード沿いに立つ大型の複合施設で、多くの旅行客(観光客やバックパッカーに関係なく)が行き来しています。

重慶大厦(チョンキンマンション)内には、宿泊施設、両替所、レストラン、美容室、クリーニング、雑貨屋、携帯ショップ、観光系店舗、コンビニっぽいお店など多くのお店が連なっています。

2回の奥の美容院?では、廊下でおじいちゃんがパーマを当てていて?斬新でした。

バックパッカーや観光客を含めて世界中の人が、ここには居ます。

安宿を求めて重慶大厦(チョンキンマンション)に来た人を除いて、感覚ではここで働く人の7~8割はインド系の人たちだったと思います。残りの2~3割は、香港人、アラブ系人、アフリカ系人、その他といった割合です。そのため、重慶大厦(チョンキンマンション)内は、スパイスを使用したレストランが多く、匂いがかなり独特です。ほぼカレーの匂いです。

建物の作りも入り組み、複雑で、一言で表すと香港の迷宮ですね。

治安や構造については、次の項目で紹介しています。

重慶大厦の治安

重慶大厦(チョンキンマンション)に行ってみた感想は、治安はそこまで悪くはありませんが、注意は必要です。

重慶大厦について調べると、過去には大きな犯罪や火事、ホラーな話まで出てきますが、実際に滞在してみてそこまで治安は悪くないなと感じました。以下の写真でもあるように、場所によっては配線が剥き出していたり、ゴミが散らかっていたり、雰囲気が暗かったりと管理は行き届いていないので犯罪や火事、ホラーな話が出てくるのは納得です。

あと、もちろん清潔ではないですね。重慶大厦を突っ切って裏側に出てみましたが、写真のようなカオスな感じになっています。

悪の巣窟などと言われたこともあるようですが、年々治安は改善していっているようです。(あくまで過去よりは、です。他エリアよりは注意が必要です。)

客引きについても、注意を促す記事を見ましたが、2泊3日の滞在中に重慶大厦(チョンキンマンション)内で客引きにあったのは、観光ツアーの客引きの1回だけでした。しかも、軽く断ればしつこく客引きしてくる様子もありませんでした。人を見て判断している可能性はありますが、日本の飲み屋街のキャッチのようがよっぽどしつこいです。

私のようにバックパッカー1人で歩いてからあまり客引きしてこなかったのかもしれませんが。

重慶大厦の構造

重慶大厦で宿泊するために覚えていただきたいことが、宿の住所にあるBlook「アルファベット+数字」または「アルファベット+数字」です。

例えば「Blook A6」「E3」など、宿の住所に書いてあるはずです。

これは、重慶大厦ないのどの棟にあるかを表しており、アルファベットの部分で乗るエレベーターが変わってきます。

大まかには、重慶大厦を入って左側にはA〜C、右側にはD〜E棟のエレベーターの乗り口があります。

Blook Eのエレベーター

重慶大厦の1階を歩いていると、写真のようなエレベーターホールが5ヶ所(A〜E)あります。写真は、Blook E(E棟)のエレベーターホールです。

エレベーターの手前の掲示板をみると、宿が何階にあるのかがわかります。もし、ここに予約した宿が書かれていないとBlook(棟)が違うことに気が付けます。

重慶大厦の安宿の予約・宿泊について(※注意点あり)

一般的な予約サイト

重慶大厦の予約でよく利用されているのが以下になります。

オススメしない予約サイト

この中でまずオススメしないのが、Agodaです。

私は、2日間ともAgodaで予約しましたが、2回ともまともに予約は取れていませんでした。

1日目は、予約が正確に反映されておらず、処理に時間がかかりました。
2日目は、予約が重複(ダブルブッキング)しており、満室であったことから違う宿を探す羽目になりました。

このようなトラブル時に、予約した安宿のフロントスタッフと話をしていて、「あ〜Agodaね。」って言われました。予約の反映に時間がかかることや予約が重複することがAgodaではよく起こるみたいです。

Agodaは、最安値でホテルを予約できることが多く、ステータスも最上位のVIP Platinumで愛用しています。ここ1年で7カ国を旅してきましたが、予約が正確に取れていなかったことは一度もありませんでした。友人にもAgodaを勧めることはありますが、海外のサービスだから信頼できないと言われました。ここでそれが発揮されて残念です。

個人的には、重慶大厦以外のホテルの予約については、料金やアプリの使いやすさ(ユーザーインターフェイス)に大変満足しています。今後も、重慶大厦以外のホテルの予約では、Agodaを使い続けます。

オススメの予約サイト

オススメできるサイトは、先ほど紹介した一般的なサイトのAgoda以外です。

  • Booking.com
  • Expedia
  • Trip.com

中でも、予約した安宿のフロントスタッフ曰く、Booking.comが良いかなと言っていました。

正直、予約サイトがどうこう以前に、重慶大厦の安宿のスタッフやシステムの質が低いことが原因だと私は思います。しかし、私はこれが悪いとは思いません。安宿を提供してくれているため値段とサービスが釣り合っているだけです。こういったトラブルも現地の人や同じ境遇のバックパッカーと交流する機械になり、良い思い出になったりします。安心した旅行を楽しみたい方は、香港には素晴らしいホテルがたくさんあるため、そちらをオススメします。重慶大厦はそういったトラブルも含めて、経験として楽しめる方にオススメです。

オススメの安宿

私は、以下の安宿を予約しました。

1日目に予約した安宿:Icon Inn
(このIcon Innの部屋の様子は次で紹介しています。)

2日目に予約した安宿:Joyous Guest House

重慶大厦のオススメの安宿はIcon Innです。

今回宿泊したIcon Innは、Blook E(E棟)にありました。オススメの棟は、”Blook C”と”Blook E”です。

”Blook A”、”Blook B”、”Blook D”は、重慶大厦の入り口に近く、とても混雑していました。重慶大厦は、部屋数が膨大で非常に多くの宿泊客で溢れています。そのため、入り口に近く人気で、目につきやすい”Blook A”、”Blook B”、”Blook D”は、エレベーターがかなり混雑していました。このエレベータは、時間帯にもよりますが10分以上も乗れないことがあるそうです。

土曜日の夜には、”Blook A”のエレベーターホールで長蛇の列ができていました。

重慶大厦の宿選びの参考にしてみてください。

Icon Inn

・オススメする理由
スタッフの対応やセキュリティ、部屋の設備、清潔さなど値段に対してかなり満足のいくものでした。

ここの予約についても、予約がうまく反映されていないトラブルはありましたが、スタッフにフロントの横のソファーでちょっと待っててと言われたため、10分程度待ちました。その後、チェックインが完了し、愛想の良い女性のスタッフが部屋へ案内してくれました。Wi-Fiもあったため不満はなかったです。

女性スタッフが部屋への行き方、宿泊エリアへの入り方、部屋の設備の説明、質問への回答を優しい英語と笑顔で対応してくれました。

Joyous Guest House

・オススメしない理由
スタッフの対応、システムの質の悪さ故に、宿を変更しなければなりませんでした。

まず、フロントへ行くためにインターホンを鳴らして扉を開けてもらう必要があるのですが、何度インターホンを鳴らしても何の応答もないことが20分は続きました。扉に書かれた指示通りに、インターホンを鳴らしてパスポートをカメラに見せているにも関わらず、一向に扉が開きません。諦めず、インターホンを鳴らし続けると、女性スタッフが応答しましたが、なぜかヘラヘラしています。まだ扉を開けてくれません。

その後、清掃員がたまたまその扉を通ったところでどうにかホテルスタッフと取り合ってもらい中には入れましたが、予約が重複していて、かつ部屋が空いていないと言われました。この時点で宿の扉の前に到着して40分は経っていました。本当にイライラしましたが、対応が他のスタッフに変わったことやシステムの不具合など、全責任がその人にあるわけではないなと思い、気持ちを抑えていました。クレジットカードで支払った分を現金で返金してもらい、他の宿を自分でまた探さなければいけなくなり、大変な目に遭ってしまいました。

こういった経験も自分への戒めとなり、思い出です。

重慶大厦のホテル泊まり方と部屋の様子

このIcon Innの部屋の様子をご紹介します。

まず、予約したホテルの住所からどの棟なのかを把握し、重慶大厦の1階にあるエレベーターホールを探します。

エレベーターホールは、A〜E棟で分かれています。Icon Innは、重慶大厦の正面から入って右奥のE棟にあり、写真はE棟のエレベーターホールです。

エレベータホールにある掲示板から、予約したホテルを探して、階数や棟が間違っていないか確認してください。

各エレベーターホールに、エレベーターは2つずつ存在しますが、それぞれ止まる階が異なるので注意が必要です!

エレベーター左側のエレベーターは奇数階右側のエレベーターは偶数階にのみ止まります。もし、目的階側のエレベーターが混んでいた場合、階段で降りたり、登ったりもできるため、空いている方のエレベーターに乗って目的階の一つ上の階に行き、階段で降りるのも一つの方法です。

エレベーター内の様子はこんな感じで、まあ綺麗ではないです。笑

ホテルのフロントがある階まで着いたら、ドアの前でインターホンや受話器でフロントにチェックインしたいことを伝えます。ここのシステムはホテルによって異なり、パスポートや名前を聞かれることもあります。

フロントでチェックインが済んだら、部屋のある階に移動します。

フロントと部屋の階が異なることも多く、スタッフが部屋まで案内してくれますが、フロントからの案内なので1階から行けるように階数や場所は忘れないようにしましょう!

Icon Innは、重慶大厦のホテルの中では比較的キレイな方だと思います。

よく重慶大厦のホテルは、予約サイトの写真と比較して実際は汚かったというお話も聞きますが、廊下もこのように、ゴミや荷物が散らばっている様子はありませんでした。

Icon Innでは、カードキーが渡され、部屋のドアのぶ辺りにかざすと鍵が開きます。また、この部屋のあるエリアに入る前にも同じようにカードキーを当てて扉を開ける必要があり、宿泊者以外は立ち入れないようになっていました。

セキュリティ面も少し気になっていましたが、Icon Innは問題なさそうです。

部屋の扉を開けた位置からの写真です。今まで泊まってきたホテルの中で、カプセルホテルを除いて最もコンパクトでした!

必要最低限の広さですね。シャワーもありますが、お湯を出すと便器が濡れる構造になっています笑

また、写真ではわかりにくいですが、洗面器の横にあるトイレに座ると幅が狭すぎて、人生で初めて便器に対して横向きに座りました。いい思い出です。

ベッドのサイズは、幅には問題ありませんでしたが、170cmの私は足を伸ばして寝られますが、180cmを超えると窮屈かもしれません。そういう場合は、斜めに寝ましょう。おそらくベッドで足を伸ばして寝られます。

部屋やベッドは整理されており、歯ブラシはありませんでしたが、タオル、トイレットペーパー、エアコン、ドライアー、テレビ、Wi-Fiなど、一通りのアメニティや設備は揃っていました。

窓からの眺めです。重慶大厦らしい景色が見られました。室外機や窓の多さに少しワクワクしました。他の部屋からの眺めでは、もっと重慶大厦っぽい景色が見れるそうで、個人的にはもう少しディープな部屋をチョイスしても良かったかもしれません。

結論、Icon Innは快適でした。

ステータスがVIP PlatinumのAgodaで予約したので、割引もあり、1泊4,000円程度でした。

まとめ

世界中のバックパッカーの中でも有名な香港の重慶大厦(チョンキンマンション)に滞在してきました。

重慶大厦は、一般的なホテルの清潔感やサービスを求めていくところではありません。

ホテルの予約時には、Agodaを使用するとうまく予約ができない可能性があり、オススメはBooking.comです。(現地のスタッフの話ですが。)

私が滞在したIcon Innは、比較的キレイで、スタッフの対応、セイキュリティ的に旅慣れしていない人から旅に慣れている人まで誰でもそれなりに快適に過ごせます。あくまで重慶大厦に泊まっていることは忘れてはいけませんが。

また、重慶大厦に泊まらずとも1階は独特な世界が広がっているため、香港に旅行で行った際にはぜひ立ち寄ってほしいスポットです。

物好きやその土地ならではの文化を楽しみたい方は、ぜひ行って泊まってみてはいかがでしょうか?|Shu

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